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SDエイバルが再勝利収めつつ、クラブのリーガ史上最高勝点数記録達成

強豪ビジャレアルを2‐3で制し、乾貴士は今シーズン初得点を挙げる

SDエイバルは1日、ビジャレアルCFに2‐3で4試合ぶりに勝利を収めた。しかも、ロス・アルメーロスは欧州大会出場圏内に位置するチームを相手にアウェイでペドロ・レオン、キケ・ガルシア・乾貴士のゴールで逆転勝利を手にした。12勝目を獲得したエイバルは、勝点44でスペイン1部リーグで記録した史上最高勝点数を上回った。

ビジャレアルは序盤、ロス・アルメーロスのプレスを突破してエイバルを抑止した。「黄色き潜水艦」の異名を持つチームはエイバルを自身のペナルティエリアに追い込み、17分にロベルト・ソリアーノの先制点でリード。

ビジャレアルの先制弾で目が覚めたエイバルは、引き分けを狙いつつ乾、ペドロ・レオン、セルジ・エンリクなどがゴールチャンスを作り続けていく。

後半開始早々、キケ・ガルシアが相手のペナルティエリア内で倒れ、審判がPKと判定。PKキッカーのペドロ・レオンはチャンスを逃さず、今季9点目となるゴールを決めると同時に自己ベスト記録をも更新した。

更に54分、キケ・ガルシアが脚光を浴びる。ニアーで構えていた同選手が右サイドからのアルビージャのクロスに右足インサイドで合わせ、軽やかなタッチでネットを揺らした。

この逆転弾を機にビジャレアルは反撃を開始しようとするも、ジョエルは頼り甲斐のある安心感を示しつつ2点目を阻止することに成功した。

ホーム側のチームが圧しているように見えたが、エイバルは76分に追加点を奪う。相手DFからボールを奪った乾がペナルティエリア内に進入し、相手GKの左隅を打ち抜いた。滋賀県近江八幡市出身の28歳MFにとっては今季初得点となり、チームメイトから盛大に祝福された。

試合終了をほぼ意味する3点目が入ったにも拘らず、ビジャレアルは諦めることを知らずロベルト・ソリアーノは今日2点目を決めて同試合に再び活気を吹き込んだ。

先にも述べたように、ジョエルの活躍も含めてエイバルは強敵を相手に至難の戦場で勝利を祝うことが出来た。ロス・アルメーロスはエスタディオ・デ・ラ・セラミカで力尽き、勝点3を手中に収めるために全力を出したことを証明した。

この勝利でメンディリバル監督が率いるチームは、ビジャレアルとヨーロッパリーグ出場圏に勝点を4にまで縮めた。これからロス・アルメーロスは6日19時半(日本時間7日午前2時半)にラス・パルマスを迎え、9日16時15分(日本時間23時15分)に敵地でセルタ・デ・ビーゴと、1週間以内に2戦というハードスケジュールに臨む。