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JA

終了間際の決勝点でアラベスに逆転勝利

2枚の退場者が出たバスクダービーで、劇的な勝利を収めた。

SDエイバルは4日、本拠イプルーアに前節終了時点で2位と好調のアラベスを迎えた。

アウェイチームはキックオフ直後に左サイドを突破し、いきなりチャンスを作る。ペナルティエリア内でクロスに合わせたボルハ・バストンのヘディングはわずかにゴール右に外れ、SDエイバルは最悪の形で試合をスタートすることを免れた。

しかし5分、アラベスはSDエイバル陣内でフリーキックを獲得しゴール前へクロスを送る。このボールにマヌ・ガルシアがヘディングで合わせてコースを変え、今度はドミトロヴィッチの守るゴールネットを揺らした。オフサイドの疑いにより判定はVARに持ち込まれたが、結局この得点が認められ先制点はアラベスの手に渡った。

リードを許したSDエイバルはホームの声援を受け、徐々に相手ゴールに迫る。24分にはアラベスのルベン・ドゥアルテが突破を試みたジョルダンをペナルティエリアぎりぎりの位置で倒し、退場処分を受けた。オレジャーナが直接ゴールを狙ったフリーキックはポストを直撃し、同点こそならなかったが反撃ムードが高まっていく。

アディショナルタイムにはルベン・ペニャの至近距離からのシュートがGKにセーブされるなど、アラベスもゴール前で体を張ったディフェンスを見せ前半は0-1のまま終了した。

後半もSDエイバルは同点ゴールを奪うべく数的優位を活かして相手陣内へ攻め込むが、オレジャーナらが放ったシュートはなかなか枠を捉えられない。

すると62分、デ・ブラシスがレッドカードを受けSDエイバルも相手と同じ10人での戦いを余儀なくされてしまった。それでも69分、ペナルティエリアのすぐ外でフリーになっていたジョルダンが左サイドからのボールを受け、狙いすましたシュートを放つ。これがゴールネットに突き刺さり、待望の同点ゴールが生まれた。

その後もエイバルは逆転を目指し相手ゴールに迫ったが、なかなか得点には結びつかない。そのまま試合終了かと思われたアディショナルタイム、ジョルダンのコーナーキックをゴール前で待ち構えていたペプ・ディオプがヘディングで叩き込む。SDエイバルは遂に逆転に成功し、スタジアムは歓喜に包まれた。

劇的な決勝点で2-1の勝利を手にしたSDエイバルは、今季4勝目で勝ち点を14に伸ばしている。